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2018/01/111年

こんにちは。動物看護補佐の川邊です
毎回毎回ですが時間が過ぎるのはあっという間でもう新年が明けて早10日
昨年は皆様にとってどんな年でしたか
皆様が1年を無事過ごされたということは愛犬愛猫やご家族の方も皆平等に1年という時間を過ごされたということになります。
1年という時間は皆世界各国、種を問わず平等に時間が過ぎ去りますがその1年がどの程度の重きを置くのか、それは世界各国、生物としての種により異なってきます。
人間でいえば1年は1年、1年につき1歳ずつ年をとっていきます。
2017年厚生労働省の発表によると日本人の平均寿命は男性で80.75歳、女性で86.99歳だそうです。
ということは私達日本人の場合は平均して1年という時間の単位を80回繰り返すわけです。
それでは例えば小さいものから考えてみましょう。
昆虫の「てんとう虫」はおよそ幼虫の頃も含めて3ヶ月〜1年程。1年以上生きれるてんとう虫に関しては生まれる時期により越冬する為寿命が延びているそうです。
私達の80分の1が彼らには1分の1の一生にあたります。
少し大きくなって昆虫の「カブトムシ」、平均して国産のカブトムシは幼虫時代も含め12〜15ヶ月とされています。「クワガタ」に関しては短いもので幼虫時代も含め1年ほど、長いもの(オオクワガタ等)になれば4〜5年生きたとされる個体もいるそうです。
では身近な魚類の「メダカ」、皆様も飼育した事もあるのではないかなと思います。
メダカにおいては飼育環境が整えば4〜5年生きるとされています。
「金魚」においては8〜15年程、記録によると45年生きた金魚もいるそうです。
両生類のカエル、皆様もみたことがある「ニホンアマガエル」、緑色の可愛い小型のカエルです。こちらは野生下では3〜5年、飼育下では5〜10年程、また私が以前飼育していた「ベルツノガエル」というカラフルな南米原産のカエルは飼育下でうまくいけば10〜15年程生きるとされています。
爬虫類の「ニホントカゲ」、尻尾の青が綺麗な国産のトカゲ、こちらも飼育下でうまくいけば5〜10年程生きるとされています。
噛まれると毒があり危ないとされる「マムシ」こちらも飼育下では12年生きたとされてますが野生化での寿命は10年以上とありますが不明だそうです。
では犬の場合はどうでしょうか?
平均して12〜15年程と言われていますが一般的に大型犬よりも小型犬の方が長生きな子が多いです。
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私の飼育しているアフガンハウンドでいえば平均10〜12歳、アフガンハウンドはサイトハウンドという猟犬のため本能かリードを離れてバイクや猫を追いかけ飛び出してしまい事故にあうケースも多く平均寿命が他犬種よりも短めです。
猫の場合は犬よりも長く平均して14〜16歳といわれております。これは室内飼いの猫に限った場合で野良猫の場合は平均3〜5年とされています(交通事故や病気の感染等で室内飼いよりもはるかに平均寿命は短くなります)
このようにざっと挙げただけでも種により平均寿命は異なります。
まして飼育環境や個体差も合わせれば寿命は異なってきますが私達人間に比べ愛犬愛猫においては平均人間の5分の1、6分の1程の長さしか生きていられません。
なのでよく犬の1日は人間の1週間に値すると例えられます。
等しく過ぎ去っていく1年という単位の時間も昆虫にとっては一生であったり私達にとっては80分の1の日常であったり時間の意味合いは変わってきます。
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私達のほんの少しの時間を愛犬愛猫との触れ合いの時間に変えてみてはいかがでしょうか?
例えば寝る前のほんの数分、朝起きてから仕事へ行く前のほんの数分、ご飯を食べてテレビを見る前のほんの数分…。
ほんの少しの触れ合いでも愛犬愛猫にとっては彼らの人生の中の大事なひと時になるかもしれません。
悔やんでも時間は戻ってきません。
年末年始に少しお時間がある方は是非ご家族のワンちゃん猫ちゃんとご一緒に楽しい時間をお過ごしください。
きっとその優しい気持ちが家族としての絆を、そしていつか迎えてしまうお別れの日を少し温かい気持ちで迎えられる思います。
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皆さまが良い1年を過ごせますように